11/19 リア充になった青年

サークルで世話になっている知人が「リア充になった」と報告してきた。

彼の学校の学園祭に訪れた際の出来事である。

 

浮いた話もなく普段は「架空の男と架空の男をくっつけるにはどうすればいいか」

について考えを巡らせ、それによって生きながらえていると言っても過言ではない

私と、ここ数年ろくな恋愛をしていない友人にとってこれは衝撃であった。

 

知人は普段はガチャピンの皮のような服を纏っていて、よれよれの風体をしているため

私と友人は「こいつはカテゴリーは違えど我々と同じサエない勢だ」と認識し、今まで

馴れ馴れしく接していたわけだが、彼女が出来たとなると事情が変わってくる。

というより、元々私たちが気づいてなかっただけでコイツ実はモテ勢だったのではないか?

文化祭用にコンタクトをいれて髪型をちゃんとセットした知人は「新生活応援フェア」とい

う文字が浮かび上がってきそうなさわやかフェイスだ。

 

無性に悔しくなった私たちは「彼女の可愛い所はどこか」「合鍵は作ったのか」と散々尋問

したあげく、バックヤードにあったラスクを平らげて学園祭を後にした。

 

町にはクリスマスのイルミネーションが溢れ、道行くカップルは手に手を取り合い歩いている。

そんな光景の何百倍もの威力が「リア充になった」の一言にはあった。

普段そんなに顔を合わせることのない知り合いに彼女ができたことでさえこんなにダメージを

受けるのだ。もし、親しい友人が突然結婚することになったら私はどうなってしまうのだろう。

友人は自信を取り戻したかったのか、今までに異性から受けたアプローチや恋愛遍歴についての話を駅につくまでの間延々と繰り返していた。

まるで素数を数えて落ち着こうとしているかのようだった。

 

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コメント: 1
  • #1

    (日曜日, 22 12月 2013 04:06)

    新規さんかもかも!
    ここから記事にコメントできるみたいなんで
    コメントさせてもらいますね。
    ボケの入り混じった文章が読んでて楽しいです。
    後、こたつ(11/13)のところで祖母さんがアンネと生理のことを呼ぶ
    のについて話しておられますが、アンネ社より使い捨てナプキンとして
    アンネナプキンが1961年に発売されたということがあったのです。
    それもあるのかも。(知識をひけらかす俺)
    これからも更新続けていってくださいね。